※5月2日に「ノアコイン協賛企業とされてきたフィリピンナショナルバンク(PNB)が勝手に名前を使われたとブチギレ!訴訟に発展か」を追記しました!(声明翻訳済み)よしくんです。
今回は、
フィリピン大使館の発表に端を発した
泉忠司氏のノアコイン騒動について、
「いったい何が本当で何がウソなのか」を出来るだけ分かりやすくまとめてみようと思います。
正直この問題は、
というか泉忠司氏の活動自体が
ノアコイン販売のみならず、
「D9」や
「Xバイナリー」といったHYIP投資の
紹介斡旋などを含め多岐に渡ることもあって、
なかなか情報の取りまとめが
うまくいってない感じもありますので。
ではまず、
前回ノアコインに関する記事を書いたあとに
膨大な質問や相談を頂いたのですが、
その中でも特に注目度の高そうな項目を抜粋し、
私なりの見解とともにまとめていきたいと思います。
泉忠司氏の経歴について
泉忠司氏は、
少なくとも情報業界においては
右に並ぶものがいないといえるほどの
圧倒的な肩書やプロフィールをお持ちです。
それこそ私も、
泉氏が情報業界に参入してきた頃は
これだけの経歴(権威性)があれば
あっという間に頂点に行けるだろうな~とは思っていました。
(実力云々ではなくキャラクタービジネスの頂点って意味ですよ)
ただ最近、
そのプロフィールの一部が
詐称ではないかという疑義が噴出しているようです。例えばfacebookにおける一コマ。

自己紹介部分で
出身校として
横浜市立大学に加えて
ケンブリッジ大学と明記していますが、
実際にはケンブリッジ大学は出身校ではなく、
単に留学しただけであるということ。この部分については、
様々なサイトをよくよく調べていけば
留学と書いている部分があるのは事実ですが、
中にはこのfacebookの簡単な略歴しか見ていない方も
当然いるわけですから、そういう方から見れば
詐称していると言われても仕方のないことかなと思います。
だって、どうあがいても出身校ではないですからね(笑他にも気になったのは
ノアコインのキャンペーンで使用していた
こちらのLPに書かれている経歴の部分。

上記ページには、はっきりと
「東久邇宮国際文化褒賞者」と記載されていますが、
泉氏が受賞したのは
「東久邇宮文化褒賞」になります。
一般の素人からすれば
「でもどっちも凄そうじゃん、何が違うの?」って感じだと思いますが、
これらの賞はそもそも運営主体が全く異なるものであり
その賞の格式なども比較にならないものだそうです。
東久邇宮国際文化褒賞のホームページには
現在こんな記載がされています。
※本サイトは「東久邇宮国際文化褒賞」をご紹介するものであり、関連他賞の「東久邇宮記念賞」及び「東久邇宮文化褒賞」については運営主体が異なるためご案内しておりません。受賞申込み、お問合せの際は十分ご注意ください。
引用元:東久邇宮国際文化褒賞ホームページ
実際に私も直接問い合わせをした上で
上記文言と同様の回答を頂いたので、
泉氏の受賞が事実であるかどうかの問い合わせが
殺到した結果の記載であることは間違いないでしょう。
でもって、
実際に泉氏が受賞した「国際」が付かない方の賞の
公式ホームページがこちらとなります。
東久邇宮文化褒賞ホームページこちらはなんと公式サイトが無料ブログ(笑
まあそこはどうでもいい話ですが、
まずこの賞、
受賞条件を見ていけば分かりますが、
自薦他薦問わず
受賞するには受賞者側がお金を払う必要があります。あとはfacebook内で
東久邇宮文化褒賞とでも検索すれば
どれほどの数の人間が受賞しているか容易に分かるでしょう。
この「東久邇宮文化褒賞」について
あーだこーだと言及する気はありませんが、
少なくとも泉氏が
「東久邇宮国際文化褒賞」の受賞者であると自称しているのは
詐称であるといわれても仕方のないことでしょう。その他にも泉氏が
リアルドラゴン桜と自称し始めてから
話が巡り巡って一人歩きし、
今では泉氏がドラゴン桜のモデルであるといった
ウソ情報まで流れていますが、
ドラゴン桜の作者は明確にドラゴン桜について
「ストーリー自体はフィクションです」と語っていますのでここも勘違いは禁物です。
コミックに登場する英語の先生については
確かにモデルがいますが、
それは泉氏ではなく
竹岡広信氏であり、
泉氏はコミック12巻の巻末の付録部分
「実際の入試採点者が語る、英作文の解き方!」で英作文の解き方を解説しているだけです。
「リアル入試採点経験者」として
本編ではない巻末に1コマ登場しただけのものを
あたかも主役で取り上げられたかのように誇張し、
挙句の果てには
自ら「リアルドラゴン桜」と名乗り始めるんですから
そのブランディング術には感服してしまいますね(笑
そっち系の手法で上を目指してる方は
是非とも参考にすべき、
言ったもん勝ちのテクニックといえます。
フィリピン大使館の発表で本当に着目すべきポイントとは?
フィリピン大使館がノアコインを名指しで
「国家プロジェクトではない」と否定したことは
前回の記事にも書いたことですが、
実はこのフィリピン大使館の発表の中で
本当に着目すべきポイントというのは、
>フィリピン中央銀行によりますと、
>中央銀行は、ノア・ファウンデーション及び
>ノア・グローバルイノヴェーションサービス
>(ノア・グローバル)に対して、
>ノア・コインの事前販売に携わる権限を与えておらず、
>また、ノア・コインを国家プロジェクトとして承認しておりません。
>中央銀行により行なわれた初動調査では、
>ノア・コインの事前販売活動は、
>会社定款に記載されたノア・グローバルの主要・
>副次目的からかけ離れたものです。この一節の部分であると私は考えます。
これはつまり、
本国側におけるノアグローバル、
ノアファウンデーションの活動目的の中には
仮想通貨事業自体が含まれていなかったということを意味しています。
ノアグローバルは
ノアコイン事業やノアファウンデーションなどの活動、
いわゆる
ノアプロジェクトと呼ばれるものを
本国で推進する企業とされていたにも関わらず、
ノアコイン事業のことは目的には記載していなかったと。
泉氏は
「ファウンデーションの活動については
著名な企業や団体から多くの協賛を得ている」と日本では説明しており、
それを聞いた日本人は
「それならノアコインは安心だ!」と安易に考えてしまっている節がありますが、
ノアコインがノアグローバルの副次目的に
そもそも含まれていない以上、
ノアファウンデーションに協賛しているといっても
都市開発や貧困格差の解消に向けた活動などの
慈善活動に協賛しているだけであって、
ノアコイン事業に協賛しているものではないと考えた方が自然なわけです。
事実、4月15日に開催された
泉忠司氏主催のセミナーにも行ってきましたが、
そこに登場したブルース リべーラ(Bruce Rivera)氏と
ロビー アントニオ(Robbie Antonio)氏についても、
終始自身の活動など自己紹介をするのみで
ノアコインについての言及は一切ありませんでした。泉氏はセミナーの中で
「ネット上ではネガティブな情報が溢れてるけど
もし詐欺案件ならこんな大物ゲストなんて来ないでしょ、
これでも文句言えるもんなら言ってみろ」みたいなこと言ってましたが、ならば
「新時代の資産形成セミナー」なんて抽象的なネーミングじゃなく
堂々とノアコインという名前を冠にしたセミナーにして、
せめて一言ぐらいは大物たちにノアコインについて
言及させてみろよって思いましたよ(笑
ほんとゲストたちはノアコインについてなんて
登壇して喋った中でまったく触れてないですからね(笑
セミナーに参加した人間の大半は
今回のセミナーはノアコインのセミナーであり、
ノアコインに協賛する著名な人物が
海外からわざわざ訪れたと勝手に認識してましたが
(少なくとも私の周囲に座っていた人間は皆そう思っていた)
実際にはそもそもセミナーのタイトルが
「新時代の資産形成セミナー」であったように、
最初からノアコインのセミナーではなかったわけです。
それでもノアコイン代理店サイトでは
「ノアコインセミナーに超大物ゲストが来日!」みたいなこと書き立てて煽りネタにしちゃってるようですが。
この辺りに、
問題の本質というか、大きなミスリードを生む
原因があるんでしょうね。これからもどんどんと
著名な人物(とされる人物)が
登場してくるとは思いますが、
特に名前が大きく出ている企業、
フィリピン航空や
フィリピンナショナルバンクが
明確にノアコインを認知し、
ノアコインに協賛しているのかどうかを
発言からしっかり見極める必要があるでしょう。
もしこれらの企業が、
ノアファウンデーションに協賛している旨の発言しか
していない場合は、
現地ではノアファウンデーションの活動趣旨に
ノアコイン事業はそもそも含まれていないわけですから、
当然ノアコインのバックアップをしているという話にはなりえず、
むしろコインの存在を認知してない可能性すら出てきますので。
【結論】ノアコインに手を出すのはまだ早い
これらの事実を踏まえると、
やはりこのタイミングでノアコインに手を出すのは
時期尚早といわざるを得ません。今現在、
ノアコインは第二期プレセールの真っ最中です。

第二期では、
いよいよフィリピン本国でも販売がスタートされ、
国を超えた広がりを見せていくと発表されていましたが、
4月23日現在、ノアコイン公式販売サイトのアクセスを見ると
未だに日本以外からのアクセスは皆無となっています。

また、前回の記事でも触れたように
公開後の仮想通貨の流動性の作り方の部分で
大きな疑問があること等諸々を考慮すると、
今の段階でノアコインを買うのは
ギャンブル以外の何物でもないといえます。ノアコインは、
他の眉唾コインとは違い、プレセール段階では
大きな値上がりはしません。
つまり、
散々判断材料が出尽くすであろう
第4期プレセールまで待っても、
第1期で購入する価格の1,22倍程度で買えるわけですから
このタイミングまで待っても全く遅くないわけです。最近は、
ただお金が儲かるという切り口だけでなく、
「社会貢献」や「シェア」などといった
聞こえの良い言葉を付け加えてその気にさせるような
集金活動が流行り始めていますから、
そういった言葉に安易に踊らされることのないように
しっかりと本質を見抜く目を身に付けてくださいね。
※追記※ ノアコイン協賛企業とされてきたフィリピンナショナルバンク(PNB)が勝手に名前を使われたとブチギレ!訴訟に発展か
5月2日、ノアコインに関して
またも衝撃的なニュースが飛び込んできました。
過熱する仮想通貨「投資セミナー」に潜入!そこで目にした驚きの実態現代ビジネス(講談社)の記者が
ノアコインに関する実態調査を行った結果、
ノアコインやノアプロジェクトへ
参画、協賛を表明している企業として
泉氏がセミナー等で名前を出しまくっていた
フィリピンナショナルバンク(PNB)やフィリピン航空が、
「ノアプロジェクトには一切関わっていない」
という事実が新たに判明したようです^^;フィリピン航空の日本支社は取材に対し、
「ノアコインなど聞いたこともない」と回答し、
フィリピンナショナルバンクに至っては
フィリピン大使館と同様に公式にプレスを発表し、
「法的措置も辞さない」とする声明を発表。

フィリピンナショナルバンク(PNB)及びその子会社や関連会社(PNB貯蓄銀行を含む)は、下記のものとは全く関係しておりません。
①Noah Project (ノアプロジェクト)
②Noah Foundation (ノアファウンデーション)
③Noah Coins (ノアコイン)
ルシオ タン(Lucio C.Tan)又はPNBの他の責任者ら、幹部職、スタッフも同様に、上記①-③と提携はしておりません。
PNBは、銀行またはどの幹部や労働者に対しても上記①-③の販売を行うことやスポンサー(財政支援)に対し懇願(勧誘)することも許可しておりません。
PNBとLTグループカンパニーは、虚偽表示を明確にするためには、如何なる適切な法的手段を取ることは躊躇いたしません。
※PNBプレス(英語)はこちらから
Official Press Statement Noah Project
それと同時に本プレス発表直後から
ネット上では次々に証拠隠滅とも取れる動きが
活発になってきています。
※正規代理店サイトの4月30日時点の記事

※正規代理店サイトの5月2日現在の同記事

前回のフィリピン大使館の発表時も
こそこそと"国家プロジェクト"という文面を削除したり等
小細工を行っていたのは確認していましたが、
今回は記事をまるごと削除し隠滅を図っているようです。関係者の話によると
こういった代理店サイト経由での売り上げは
すでに数十億円規模に及んでおり、
これらのサイトが受け取ったノアコイン紹介報酬は
現時点で5億円を超えているとのこと。泉氏は現代ビジネスの取材に対し
「ノアコインの宣伝活動はあくまでもボランティア、
紹介報酬などは一切受け取っていない」という姿勢を貫いてはいますが、
少なくとも上記のような代理店サイトは
誇大広告どころか虚偽の広告によって
多大な報酬を得てきているわけですから、
今後大きな問題に発展した際には
責任は免れられないでしょう。泉忠司氏も、
フィリピン大使館発表騒動直後の
公式LINEを通じたユーザーへの回答では
>ノアプロジェクトは間違いなく
>フィリピン航空や財閥や政治家も
>たくさん絡んでる国家規模のプロジェクトだと自信満々に回答していましたが、
フィリピン航空やナショナルバンクを所有する
財閥のルシオ・タン氏本人が
一切の関与を否定したことで、
この発言も大嘘であることが明らかに。youtube上には
ノアコインのプレゼンセミナーの動画も上がっており、
その中で泉氏本人が
「ルシオタン氏やフィリピン航空が協賛している」と明言していますから、
これは完全なる虚偽説明の証拠動画になるでしょう。※2:41:28あたりから
協賛企業とノアファウンデーションオフィスの説明※2:47:24あたりから
協賛メンバーとしてルシオ・タン氏を紹介

しかし、
オフィスが架空だという指摘に対する
弁明部分のくだりなどを聞いていても、
明らかに内部の人間としての説明になってますよね(笑そして2:59:35辺りの発言、
「日本人は超単純ですから(笑)」の部分も、今思うと
目の前で笑って聞いてる聴衆に向けての
メッセージだったのかもしれません。まーその辺への突っ込みはさておき、
現代ビジネス記者の取材は
「忙しいから」という理由で断っているようですが、
フィリピン航空やフィリピンナショナルバンクの協賛が
ノアコイン購入の決め手となった購入者に対して、
泉氏はどういった回答をしていくのか。まさかこれだけど真ん中に立って
ノアコインへの両替を扇動しておきながら
都合の悪い質問に対しては
「私は外部の人間、部外者だから」なんて言い訳で逃げ続けることはないでしょう。
しっかりと説明責任を果たしてくれるはずです。
この辺りの動きにつきましては、
当ブログでも徹底的に注視していこうと思います。
前回のノアコインについての特集記事を
まだ見ていない方はこちらからご覧くださいね。
泉忠司氏のノアコインについての考察それでは前回に引き続き、
仮想通貨関連の最新ニュースのリンクを
いくつか貼っておきますので、
興味のある方はご覧になってください。
トラブル急増 仮想通貨の投資ビジネスを追う投資や利殖をうたう仮想通貨の勧誘トラブル 国民生活センター過熱する仮想通貨「投資セミナー」に潜入!そこで目にした驚きの実態記事に対して何か質問がある方や
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